
ローライSL66用にはある大判レンズ用マウントアダプター、ブロニカS用でのそれはほとんど聞いた事がない。ほんじゃマウントの内側にある中間リング用のネジ切りを使って作ってみようということになった。
ブロニカS(S2)の中間リング用のネジ切りはM57P1という仕様になっていて、ネジ径が57ミリ、ネジピッチが1ミリという寸法。どうしても旋盤が必要になるなあと思っていたのだが

ミノルタ中間リングのネジマウント金具の前面部を外し、同じ位置に62ミリのステップアップリングを取り付けて、62ミリフィルター枠をマウントとすることでレンズ交換を可能とした。
アルミ板をドーナツ状にカットしてレンズシャッターを取り付け、それをフィルター枠に固定すれば単純にねじ込みでレンズの着脱ができる。フィルター枠を使用することでフランジバックの調整も5ミリ程度の間隔で加減が簡単になった。

*左がオリジナル、右が加工したマウントリング*
